NPO法人 宇宙船地球号 補足サイト
.
政府機関 03 青年海外協力隊帰国後 女性
.
その13. 帰国後の変化
.
山本 協力隊やってきたことが、どのように、自分の人生においてそのテクニカルな、技術的な部分にしろ、人生の総合的な何らかの部分にしろ役に立ったと思いますか。
壽 はい、行ってよかったです。
山本 理由は?
壽 理由は、私が視覚的に見ても、私が人に影響を与えているのがよくわかったんですね。例えばですね、これちょっと小さいのかな。母は今までパソコンというものを知らなかったんですけれども(笑)私が行ったことによって、パソコンを使い始め、今はエクセルも使えるようになったのかな・・・。
山本 すごいすごい。
壽 そんなこともあったし。
山本 それだけで十分かもしれない。お母さんに広い視野をね。
.
壽 行ったことの経験で、あのーこれから国際、行ったときが一番大事だったんですけど。行ったその期間に、私がエジプトにいるってことで、友達がそのエジプトっていうことで、世界に目を向けてくれたんですね。例えばニュースでエジプトって聞くと、あ、なんだろうって・・・。
山本 あなたの日本にいる友達がエジプトのことに興味を持ってくれたと。
壽 そうです。
山本 あなたの周りにいる10人か20人の友達がね。
壽 そうです、そうです。
山本 なるほどね。
壽 こんなニュースが日本で流れてたよってメールで教えてくれたり。
山本 いいんじゃない。いいんじゃない、すごくいいよね、それだけで十分国際交流になってるよ。
.
壽 あとは機関紙に出すことによって・・・
山本 何?JICAの?
壽 いえ、それは保育士のある協会があるんですけども、あ、協会ってchurchじゃないですよ。
山本 はいはい。
壽 その協会で出してる機関紙を通して、まーそれはお母さん方や保育者対象の機関紙なんですけれども。それでエジプトの幼稚園生活やあとは文化もちょっと紹介させてもらったんですね。そこを通して・・・
山本 読んだ人が・・・
壽 読んでくれた人がちょっと関心持ってくれたと思います。
山本 いいんじゃないでしょうかね。
.
山本 今、一番最有力はどれを狙ってるんですか?
壽 就職ですか?えー今、1個ねー。今、どうして連絡来ないんだよ・・・っていうのが1個あるんですよね。今、最終面接までいってるのが、サポート校なんですよね。
山本 あー、その引きこもりなどの・・・。通信教育をやってて、たまにスクーリングっていうのをやっている講師になりたいと。
壽 はい。でもスクーリングが別に月に1回とかじゃなくて、結構子どもたちも友達をつくりたいから、来るんですよ、そこの学校に。なので普通に授業があったり、高校の資格を取るためには、色々な行事も参加しないといけないんですね。遠足と・・・、運動会もかな?ある一定の行事は取らなきゃいけないっていうのがあるので、そういうのを催したりして、通信制高校に入っている子どもたちの高校卒業資格っていうんでしょうか、それを取るようにサポートする。
.
山本 いいんじゃない。オレも3日前くらい前かな、名古屋に行って、昼間の定時制の高校っていうのがあって。
壽 ありますね、最近。
山本 いじめや登校拒否、引きこもりなどで遅れている高校っていうのがあって、講演してきたんだけれども、普段の普通の高校よりも反応がよかったよ。自分と自分の周りにの家庭しか見てなかった人が世界に目を向けると、自分の考えてる悩みなんて、なんてくだらないことだったんだろうって気づいて、逆に救われる人が多いみたいでね。まーかえって反応がよかったんで。
壽 うんうん。
山本 もし機会があったら、もし運よく就職できたら、まーそういう子どもたちにね、エジプトの話をちょろっとするよ喜んで聞くかもしれないよね。
壽 はい、そうですね。
.
山本 まーそんな感じだよね。あー、一番大事なことを忘れてた。結婚は?
壽 えー、結婚ですか。
山本 まず、彼氏は?
壽 ドキッ、います。
ブチッ。(テープ終了)
.
.
.