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調査対象及び担当者

【調査対象】

企業 : JSR

商品 : 合成ゴム

【担当者】

(担当:かぐや、30歳、女性、会社員)

コメント

1. CSRレポート主観

・冊子(PDF)とWebの2部構成。冊子版は、特に伝えたい項目を重点的に報告。Web版は、冊子版の報告内容に加え、マネジメント報告、レスポンシブル・ケア(環境・安全・健康)報告、社会性報告に関する、具体的な取り組みについて、詳しく報告。
・紙媒体の冊子あり。取り寄せ可能。
・CSR活動に関する、問い合わせ窓口あり。

2. CSRレポート主観(前年)

バックナンバーの情報は、Webに掲載されていない。
2007年のものまでは、検索にヒットしたため、PDFでの存在を確認することができたが、それ以前のレポートについては不明。

3. GRI対照表主観

特になし。

4. 第三者機関コメント主観

監査機関による検証意見書を掲載。
形式的なものであり、評価は低い。

5. 自社批判・苦言主観

特になし。

6. 自社批判・苦言改善主観

特になし。

7. CO2削減主観

特になし。

8. グローバルコンパクト主観

特になし。

9. ISO14001取得主観

特になし。

10. ISO26000取得主観

特になし。

11. その他

以下に、JSRのCSR活動の一部を紹介する。
●リポートとHPについて。
・WebとPDFを使い分けており、わかりやすい構成。
・HP上の情報に、隠れPDFが多く存在する。それらはPDFである旨の表記がないため、クリックすると、何の予告もなく開いてしまう。Webでは、携帯電話でのアクセスを含めて、各人が様々な状況で閲覧することを考えると、見る側への配慮が不足しているように思えた。
・取り組み内容などから、全体的には、真面目できっちりとした印象。
●社員への取り組みと、ダイアログの開催。
同社は、従来からの再雇用制度や、子育て支援などに加え、ここ数年は、様々な制度を取り入れており、ワークライフバランスへの取り組みを強化している。
・社員によるダイアログを開催し、リポート内で紹介している。テーマは、従業員に対する支援制度。各支援制度の利用経験者たちが、実際の状況と、問題点を中心に、率直な意見を交わしていた。(近年導入された制度)
・2006年より在宅勤務制度を導入。現時点での適用者は、子どもがいて共働きか介護中、かつ職能資格が一定以上の社員に限定しているため、該当社員が少ないという問題あり。
・2008年にキャリア再開制度を導入。(出産や介護といった退職理由に限らない様々なライフステージの状況変化に適応した、新しい退職者復職制度)。
・2009年、年5日のボランティア休暇制度を導入。
・障がい者雇用率は、1.8%。2009年、法定雇用率を達成した。
・従業員へ向けた、コンプライアンス行動指針の冊子を製作。一般に向けて、Webでも開示している。
●教育への取り組み。
・四日市市内の中学校で、理科の出前授業を定期的に開催。
・「キッズISO14001プログラム」への様々な協力。
・インターンシップ生の受け入れ。
●今後の社会貢献。
同社では、全体的に社会貢献が不足している。しかし、それについては自覚しているようで、「JSRらしさ」と「社員の自主性」をキーワードに、2009年から、社会貢献の新プログラムを、順次開始する予定としている。