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アルミ圧延品

(あるみあつえんひん)
(アルミ缶、アルミホイルから
車両部品など大型製品まで、アルミ製品全般)

調査担当者の感想・その他

調査担当者の感想

各社報告書を見て、迷ったことがある。
CO2削減に関しては、産業界でも自主行動計画が策定されており、例えば日本アルミニウム協会は「2010年に1995年度比でエネルギー原単位を11%改善する」と定めているが、こうした基準をどう評価したら良いのだろうか。
一つには、このCO2の削減に対する評価基準が今後、世界情勢の中で変化をしていくとして、どのように各社の取り組み実績を捉えられていくことが適切であるかを見極める必要性を感じた。
もう一つ、第三者やステイクホルダーとの対話が総じて少ない点が、今回、とても残念であった。
さまざまなステイクホルダーとの率直なコミュニケーションをすすめ、開かれた報告書にしていくことが今後のこの業界における課題だと思う。
その中では、神戸製鋼所が第三者評価を取り入れ、読者アンケートを開示するなど、不祥事の後での改善が目に見えて分かったことから今回は将来への期待を込めて神戸製鋼所を応援したい。
子会社としても(親会社に依存せずに)自社の情報開示に力を入れている三菱アルミニウムの取り組みも評価したいが、第三者機関のチェックを受けていないことを大きなマイナス点とした。
上記の理由などから、今回はいろいろ迷ったうえでの、消極的な選択であることも、付け加えておく。

その他

特になし

(担当:水晶、39歳、女性、NPO法人勤務)