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11:青年海外協力隊・一次審査合格後

第8章 青年海外協力隊以外の国際協力への道 大学、大学院進学編

Y: 三番目の枠が大学へ行く方法だよね。えー大学行く方法は、もしくは大学院に行く方法があって、最終的にJICA職員を狙うにしても、JICAの中にも社会開発部あるからね、あと国連職員になるにしても、NGOの正職員になるにしても、自分に専門性があるってことを証明するためには、当然、大学院修士っていう肩書きがあるのが、一番手っ取り早いんだよね。専門性がある、このためには行ったほうがいいよ。基本的にはあなたの場合は4年生の大学を出てるんだから、それがどんな、大学ってのははっきり言って、専門じゃないんだよ。仮に法学部、えー法学部、医学部はちょっと別だけれども、文学部、経済学部系の場合には、どこ出ても基本的には関係ないんだよね。専門性は大学院で取るので。別に自分の大学なんて気にせずに、どこの大学でも行きたいところに入ればいい。大学院は考えたことはあるの?

M: はい。

Y: 金はあるの?

M: それもないので。まぁ、働く・・・。JICAに、協力隊に行ければ積立金があるじゃないですか。それで行きやすいなっていうのと、資金面のことで。ダメだったら社会人として働きながらお金ためながら、大学院狙おうかなとかって、資金的なことを考えてて。どこ行きたいかとかだと、東京福祉大学の大学院とか。

Y: 東京福祉大学の大学院は何の専門があるの?

M: 通信制なんですけど、えっとー、社会開発的なこと。国際開発とか。

Y: えっと、授業料いくらくらいなの?

M: 授業料?多分、200万とか・・・

Y: 全部で?1年目だけじゃなくて?

M: どうだったかな?200万くらい先に払うんですかね?

Y: 知らないけどね。

M: そのくらいだった気がするんですよね。200万くらい。200万くらい必要だなって、そのとき思ったんです。

Y: 1年目じゃなくて全部で?卒業するまでの全部が?

M: でもそれって、安すぎますよね?よく覚えてない。もう一回調べます。

Y: 普通ね、300万前後必要なところが多いんだよね。俺の主観だからあてにならないんだけども・・・。まぁ、以前調べたときにはそう思った。だから、まぁいいや。少なくとも2、300万必要だというようなことを前提にして話を進めると、で、あなたいくら貯金あるの?本当のこと言って。

M: ないです。

Y: じゃ、0なのね?

M: そうですね、ほぼ。

Y: 10万くらい?親は金持ちなの?

M: まー別に・・・。

Y: 学費を出してくれる可能性はあるの?

M: ないですね、自分で出します。

Y: じゃ、話は簡単だよね。俺が大学院の話を最後にした理由は、だからお金の話が絡むからだよ。要するに、協力隊にもしいければ、毎月9万円振り込まれて24ヶ月だから、ざっと計算して200万くらい。帰ってくれば自動的にたまってるわけだよね。200万あると、えーあなたの予想が本当であれば、その東京福祉大学に通信制に、行ける可能性が、応募できる可能性があるので、まーこれが一番いいよね。これが一番いい理屈だけど、9割の可能性で落ちるんだから、ま、落ちることを前提にして話すと、落ちましたと。簡単だよ、企業に入るしかないよ。

M: うーん。

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