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10:何からはじめてよいか

第1章 現状とローンとお金の話し

ベッキーさん、39歳、女性、税務・人材管理職

プロの国際協力師になる確率100%
税理・会計事務所でコンサルティング、次は美容アドバイザー、そして国際協力

Y: では、一時間ぐらいでお願いします。

B: はい。よろしくお願いします。

Y: よろしくお願いします。次の人、また入っていまして…。

B: はい。

Y: えっと…じゃあニックネームは、個人情報の関係で、えっと、、あれなので。えっと、

B: さんでしたっけ?
B: はい(笑)。

Y: じゃあ、

B: さんでいきますね。

Y: では、誕生日はいつですか?

B: えっと…1967年1月4日です。

Y: 歳はいくつですか?

B: 39です。

Y: 39ですね…。えっと、履歴書をざっと拝見したんですが…。えっと、最初A化粧品会社に入っていますよね。

B: はい、そうです。

Y: えっと、その後は、税理士ではないけれども…税務関係の、えーまあ、つなぎ役のような、人材マネージメントのほうに、10年ちょっと…いたという感じですかね?

B: はい。24から35までが、イギリスです。

Y: ほうほう、なるほど。その化粧品会社と税務関係に行く間に2,3年のブランクがあるかと思ったら、その間にイギリスに行っていたということですね。

B: はい。そうですね。語学留学で最初行ったんですけども、あの…たまたま運良くアルバイトが見つかり、労働許可書が取れまして…。それが、現地の小さな会計事務所だったんですけれども、そこで働き始めてこの業界に入りました。

Y: なるほど…。失礼ですけど、ご結婚は?

B: しています。

Y: えっと、子供さんは?

B: いません。

Y: 旦那さんは、何関係ですか?

B: あの、地方公務員です。

Y: なるほど。

B: はい。

Y: 子供は今後つくる予定は?

B: ありません(笑)。

Y: あとは…えっと共働きということは、いきなり核心にいきますけども、お金はある程度あるほうですか?はっきり言って。

B: …そうですね、困ってはいないですね。

Y: はい。なるほど。で、今回、相談されたいというのは、どういった内容ですか?

B: はい。あの…私の年齢的なもの…と、あと、大卒ではなくて短大なので、いろいろ本とか読ませていただいたんですけれども、この歳ながらも…大学に編入したほうがいいのかなと…。でもそうなると、更に2年かかるんじゃないかっていうことと、あと、私の仕事が、あのかなり忙しくて…。基本的に仕事以外のことを…例えば、仕事しながら勉強するっていうことが不可能に近いので、あの…仕事を変わるなり、なんなりしなきゃいけない…のかなと。ただ、ちょっとあの…夫よりも私のほうが収入がいいものですから(苦笑い)、私のほうがやめるとなると、ちょっとキビシイ…かなり勇気を持った決断をしなきゃいけない、という、いろいろその、年齢、学歴、時間的なことを悩んでいて…。ただこのままではちょっと、あのこのまま仕事だけで終わるのはイヤだという感じがありまして、どうしようかなと思っているところです。

Y: なるほど。えっと、まあ最初にじゃあ…。えっとどうせ名前出ませんから、正直に言ってほしいんですけども、えっとまず…、ご主人の収入は月収…地方公務員ですよね?

B: はい。

Y: 大体わかりますけども、月収はおおよそいくら位ですか?

B: 30万ちょっと位…です。

Y: そうですよね。それであなたの稼ぎがなくなった場合、子供いないということでしたが、家のローンとかあるんですか?

B: あります。

Y: えっと、それを含めて生活費が月に大体どれくらいなんですか?

B: あの、純粋にローンだけであれば、そうですね…あのお給料からローンを除くと、まあ20万くらいは残るんですけども、基本夫が今…来月50になって、定年までにローンを返し終わることを考えると…、繰上げ返済とかを考えんなきゃいけなくなると、全然残高が多いんで、20万そのまままるまる生活費になるというわけではないという…。

Y: はい、なるほど。

B: まだ、ローン返し始めて、2年なので(苦笑)。

Y: なるほど…。

B: 33年で組んでるんだけれども、実質12~3年で返さなきゃいけないという…。

Y: なるほど。え、旦那さん何歳ですか?

B: 今49で、来月50です。

Y: あー、じゃあ10・・・

B: あと10年です。

Y: あ、そうですか。それでキビシイということですね。

B: そうです。実際に…。

Y: それで共働きじゃないと厳しいという現実があるということですね。

B: ええ。一応毎月のローンは夫のほうで返しながら、私の稼ぎを、繰り上げ返済だとか、あとちょっと旅行に行ったりとかそういう風に使おうと…。

Y: なるほど。こりゃキビシイですね!

B: そうですね(笑)

Y: 私はわりと堅実な人なので、あの…無謀なことはあまり言いたくないので、こりゃあ家のローンを返すほうが大変…、先なんじゃないの?と思っちゃう人なんですけどね。

B: ただあの、うちの夫も結構海外が好きで、私も好きなんで。基本的に私は日本が嫌いなんで。あの夫の定年後に海外移住を少し考えているんですよ。

Y: はい。

B: その時点でもし、例えばちょっとローンが残っていても、売れるんであれば、そんなに全額返済しきれなくてもいいのかなとは思っているんですけど。ただそこも絶対こうしようと決めたわけではないので…。あまり大きな残高が残っていると身動きが厳しいかなと…、はい。

Y: ええ。えっと、現在じゃああの、あなたの収入はぶっちゃけじゃあ60万くらいですか?普通に考えると。

B: え…と、そこまではいかないんですけども、はい。

Y: じゃあ50万前後とかそんな感じ?

B: 残業が少なければ、40万ちょっとくらいで、多ければ60万くらいですね。

Y: まあ、そうですね。するとあの、月にどのくらいの稼ぎがあると、あの家の返済を10年だか12年くらいでですね、返せるんですか?あなたのは…?

B: そうですね…。月に…、できれば、…やっぱり20万からもうちょっと位…ですかね。

Y: は、ほしいと?

B: はい。

Y: あと貯金とかですよね。別に家のローン以外で別に…あのはっきり言って、結論から言うと、600万くらいのある程度の貯金はあるんですか?…1千万とか。

B: えっと、私がイギリスに残してきた貯金と、あと、全部かき集めれば、そうですね、6~700万くらいですかね。

Y: なるほど。いや、その大学とかに入る場合にあのそのくらいの金額が普通必要になりますので。あの、えー、あるかっていうことと、一応ギリギリあるっていうことですね。なるほど。そのくらいで全部ですね。

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