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08:教育・平和構築に貢献したい

第4章 NGOへの就職1先は?

山本(以下Y): 次はNGOですね。

マシューさん(以下M): 現在は「ハンガーフリーワールド」というところで、インターンのアシスタントで週1回ボランティアをさせてもらっています。

Y: ボランティアという事は無給ですね。ハンガーフリーワールドさん、わりと有名ですよね。いいと思いますけれども。年齢と学士が無いということを考えると、国連やJICAへのいわゆる正職員での就職は極めて難しい状態で、そのJICAの中途採用が当たったら、もう宝くじに当たったくらいに考えた方が現実的だと思いますよ。基本的には落ちる事を前提に考えた方が、私はいいと思います。

M: 私も余り後が無いので現実的に。どちらかというと目的を決めてそれに沿ってこれからどうやって生きていけばいいかということで、大学も選んでいたんですけれど。

Y: そうですね。ですから学士を取った段階で、基本的にはシニアボランティアと国連ボランティアに半年ごとに応募を続けると。4、5回応募すると、普通、その段階で通ると思いますね。もし落ち続けたら、NGOでボランティアをとりあえずやると。社会人経験は5年はあるんですか?

M: 16年ありますね。

Y: 16年ですか、バイトは社会人経験に入らないんですけれども、正社員経験は5年以上ありますか?

M: 1年半ですね。英語の先生はみんな正社員ではありませんね。

Y: G英会話スクールでしたよね?

M: はい。そこの非常勤ですね。

Y: なるほど・・・これ書き方の問題なんで、嘘でなければそれなりにごまかして書けば大丈夫です。

M: 例えば社員講師としては認められていたんですけれど、時間給で雇われていたという事になりますね。時間給、もしくは勿論、諸々のものがつきましたけれども。

Y: なるほど。その辺は、国連ボランティアの採用基準(※)に合わせてある程度ごまかして書くしか無いと思いますね。それでなんとか通るような気もしますね。
(※)国連ボランティアの応募資格は、事実上、社会人経験5年以上)

M: はい。(笑)

Y: それと現場経験が2年あったほうがいいです。いろいろな団体に採用されやすくなりますから。JICAのシニアボランティアか国連ボランティアを2年経験しているということ。以上、3条件。学士、英語、2年間の海外勤務経験が有れば、NGOも十数万の給料で雇ってくれるところがある可能性は高いと思いますよ。あと、社会人経験がバイトという事は言わないで、とりあえず社会人経験が十数年ありますということで、4条件ですね。この社会人経験が割と重要ですので。この4つが有れば、有給で雇ってくれるNGOがあると思うんですね。

M: はい。

Y: NGOの探し方は、JANICのホームページにある各NGOからの正職員募集。月に平均十数件あるんですよ。自分が興味ないところでも贅沢はいっていられないので、全部応募してどこかに入った方が良いです。なぜかというとNGOで働いた経験があるほうが、あとで他のNGOで雇ってもらえる可能性が高くなるという事ですね。

JANIC以外は、NPO/NGOウォーカーNGOネットワークジャパングリーンライン、他にもいくつかありますので、私の本と未来の国際協力師たちへをみてください。

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