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08:教育・平和構築に貢献したい

第10章 さらに裏の繋ぐ人へ

山本(以下Y): あと何かありますか?

マシューさん(以下M): そうですね。自分がやりたいことはどれなんだろうって最初に決めて、それをやるには何が必要かを考えていかなければいけないと思っていたんですね。そのためには、やっぱり英語で国際協力の勉強をしなければと漠然と考えていました。

Y: なるほど。

M: はい。山本さんのお話もやはりすごく印象に残っていて。

Y: 私が話したあのユニセフの・・・

M: はい、そうですね。色々話を聞いていて、やはり自分の年齢で考えるともう国連では働けないと。ユニセフにも電話して聞いたら、やはり山本さんがおっしゃられたように、あなたくらいの年齢で10~15年間の経験があるならいくらでも雇うんですけど、あなたは新卒と同じだからまず無理ねと言われました。

Y: そうかもしれないですね。

M: あきらめた方が良いから、NGOもしくはシンクタンクで考えなさいと去年の夏に伺って、それならNGOだという感じで。

Y: あとはさらに裏の繋ぐ人になる方向、つまり今の私がやっている仕事ですよ、啓発する仕事ですね。

M: はい。

Y: だから国際協力に関わる人を増やすっていう方向ですよね。私が今やっている仕事はそれそのものですから。総合的に世界に目を向ける人を、子どもであろうが老人であろうが増やすというところですね。

例えば短大の先生になって、短大の女の子達ってやりたい人ものすごく多いんで、私のところにも講演の依頼がよく来ますし、そういう学生に啓発するという方向性はあると思いますね。ちなみに短大の先生や高校の先生になるには、学士が必要なんですか?

M: そうですねえ。

Y: なるほど。それならば学士を取るのはいいんじゃないかと思いますよ。たださっき言ったように大枚叩いてテンプル大学に行く必要があるかどうかは、正直、他にも色々な方法があると思いますね。大学入学情報図書館RENAに社会人が学びやすい制度や、社会人受け入れ大学、大学院ランキングがありますので探してみるといいと思います。

M: はい。

Y: あとはさっき言った星槎大学。とにかくいつ入っても良くて、大学の学士がもらえて、いつ辞めても良くて、例えば休学して2年ぐらいしても単位が残っているというような大学なんですよ。だからメリットもたくさんあって、さほど高くはないはずです。

M: はい。

Y: 結論から言うと、JANICの国際協力NGOダイレクトリーを買って、ターゲットのNGO、NPOを決めて、自分に本当に必要なのは学士なのか経験なのか、それよりまずそのNGOにボランティアで入ることなのか。という方向に行く方法がひとつと、もうひとつは、私のように世界に目を向ける人を増やす、啓蒙するという方法。例えばプロの短大か高校の先生になるために学士を取りにいく方向もあるし、英会話スクールなどで先生になって、ちょこっとその合間に話をするという方向も、某英会話スクールは啓発書を色々と作ってますよ。例えば出版部で、契約書を作るような分野に就職するという方向もあるかも知れませんよ。それでも十分素晴らしい国際協力だと私は思ってますけどね。

M: はい、わかりました。ありがとうございました。

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