トップページ» 07:医療か人権

章: 1 2 3 4 5 6 7 8

07:医療か人権

第6章 JICA職員に就職できなかったら、再応募の期間までどうするか

山本(以下Y): JICA職員の道ばっか話してたね。

エジプトさん(以下E): 入れたらいいですよね。

Y: 絶対いいよ。だって永久就職だもん。JICAのね、その1年目の大学新卒で落ちても、中途採用と社会人採用って同じなんだけど、中途採用が毎年あって、400人くらい応募して15人合格なんだよ。25倍くらいか。これは毎年あるから、大学新卒の時に落ちても何度も受験できる。毎年、その社会人採用を受け続けるという手もある。それまではどこかの企業で、もしくは派遣、バイトしててもいいし、NGOに月給10万でいってもいいかもしれない。現実には多分そういう人が多いんじゃないかと思うよ。

E: NGOの職員だったら普通に入れるんですか?

Y: いや、職員っていう場合は月給がでるわけだから、NGOやりたいという人は、すごく多いんだよ。給料が安くても、他に就職場所がないから。

NGOの総元締めで、JANICっていうNGOがあって、NGOの空席を紹介してくれるネットワークNGOというのだけれど。いろいろな団体(NGO)が、常勤、インターン、ボランティアという3つの形で募集していて、それをJANICがまとめて紹介してくれてるんだ。

ボランティアってタダ(無給)だよね。インターンもタダなんだけど、なんらかの技術が身につくことが多い。仮にそれが団体の会計だとしても、それを履歴書に書ける。これはあとで大きい。あとはバイトと職員だよね。当然面接があるわけだけれども、もちろんJICAとかに比べれば全然倍率は低いから、JANICの職員・ボランティア募集の掲示板を見ながら、ずっと全部を応募していけば、どこかには通る可能性はあると思うよ。

E: はい。そうですね。

Y: 最初はどこに住むの?ここ(名古屋)に住むの?

E: 全然考えてないですね。

Y: 大学どこにいくかにもよると思うよ。

E: そうですよね。東京に行ったほうがいいんですか?

Y: 数は圧倒的に多いけどね。NGOやNPOの数はね。

E: では東京に出てそういう仕事を探した方がいいってことですか?

Y: JICAの本部も新宿にあるし、NGOのJANICも東京だよね。だからほとんどのNGOやNPOの拠点が東京にある。次が大阪だよね。3番目は名古屋かもしれないので、名古屋でも悪くはないかもしれない。名古屋のNGOとか調べたことあるの?

E: ないです。

Y: インターネットで検索した方がいいかもしれない。例えば、Yahooに、Yahooボランティアというページがあるんだけど。NPO法人・宇宙船地球号も登録してるんだけどね。

E: はい。

Y: だから名古屋で、例えばジェンダー系、名古屋と検索すれば、NPO法人・参画プラネットも出ると思うけど。多分100くらいでると思うよ。

E: はい。

Y: そこでやりたい所があれば、JICAの職員受かるまでずっとそこでやっていく。ひとつの所が嫌だったら職場を変えればいいし。

章: 1 2 3 4 5 6 7 8