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05:東洋医学で国際協力を

第5章 鍼灸が認知されている中国近辺でボランティア

山本(以下Y): 4番目の可能性としては、中国近辺か。中医学の国家試験は日本ではとれないの?

コボさん(以下K): 中医師(※)になるので、日本では。
(※)日本東方医学会に認定制度はある。国家資格ではない。

Y: それとってっていうのは無理か。では日本の鍼灸師として、中国の例えば少数民族に鍼灸師や柔道整復をやるという方法もあると思う。

K: なるほど。

Y: 中国は広いので貧しい人はいくらでもいると思うし、そういう方法もあると思うよ。それ考えた事ないの?かなり有効だと思うよ。文化を説明する必要のない唯一のケースだよね。だって、オリエンタルメディスンもアキュパンクチャーも認識されてる可能性は高いわけだから。少なくともアフリカや南米よりはね。うん。それぐらいだな。4つの中ではどれがいいの?

K: うーん。1.国境なき鍼灸師のまねをするのか・・・

Y: 2.南米日系人と、3.看護師になる系と、4.中国付近のすでに認知されているところへ行くということ。

K: 1番目と4番目ですかね。

Y: なるほど。まあ要するに早くやりたいのね。現実としてはそうだろうね。気持ちはわかりました。1番目に関しては、この方の本を読んでないからわかりませんが、どのくらいの期間やったんだろうね。

まず、国際協力をやりたい人に俺がきいている4つの質問があって、やる気がどれくらいあるかっていうことなんだけど、1番目が1週間くらいやってみたい。2番目が1週間から半年くらいやりたい。3番目が青年海外協力隊などの2年前後。4番目がプロとして一生やる。といったケースがあって、どれに近いの?

K: プロですね。

Y: プロとしてやりたいの。それならやっぱり3番目の看護師を取ることを薦めるよ。そうでないと非常に難しいよ。たぶんこの本を書いた方は、申し訳ないけど数ヶ月だと思うんだよね。手順としては、あなたの意思が優先されて俺の助言はどうでもいいわけだから。あなたがこの本読んだ後、南米へ行って本当に役に立つのかと。この本書いた人は、本に書くときには成功したことだけを書いたはずだ。俺も本書く人だからわかるんだけれども、失敗したことは除くんだよ。だから話半分に読んだほうがいいと思うんだけれど。南米へ行って出来そうであれば、まねをするという手があるけどね。

K: うん。

Y: 次が中国へ行って個人としてやるケースだよね。中国で、NGOで鍼灸師のボランティアか。検索エンジンで検索すると出るの?検索したことある?

K: いえ。

Y: それはやったほうがいいよ。真っ先にやることだよね、俺に話聞くより(笑)(実際にキーワード、”鍼灸師、ボランティア募集、中国”で検索)日本鍼灸師会というのがあって、ボランティアを募集してる。これがおそらく一番いいんじゃないかな。あ、阪神大震災などの地震の時に日本国内でやってるケースだね、これはね。

K: 国内などへボランティアでいくのはあるみたいですけど。

Y: なるほど。海外でやりたいの?

K: はい。

Y: ありそうだけどね。鍼灸師会で、中国とか行ってるっていうのは聞いたことないんだ?

K: そうですね。勉強会は聞いたことありますけれども。

Y: そうだね、勉強会はありそうだけれども、これいいかも。インターネット国際情報銀行・グアテマラ支店ってところでなんかやってそうだよ。山本慎一さんの関係だと思うけど。本が書いてるだけだな。これはまず、本読むしかないね。

K: そうですね。

Y: あと、インターネットで検索して、中国の鍼灸師のボランティアで出てくるかどうか。それがもしなかったら、鍼灸師会の何らかの会があるわけじゃない?そこに聞いてみるというのがあるよね、すぐやりたいんであれば。それでその団体にあれば、詳細を教えてもらうというのはありだね。

K: そうですね。

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