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04:1度は国際協力を

第1章 目的意識

すっちーさん17歳、女性、高校生

プロの国際協力師になる確率5パーセント

山本(以下Y):今、学生だよね?

すっちーさん(以下S): 山梨県の私立Y高校3年です。

Y: 住所は?

S: 富士吉田市です。

Y: 山梨の県庁所在地は、甲府だよね?違った?

S: そうです。

Y: 富士吉田市は、都会なの?田舎なの?

S: 富士五湖があるところです。

Y: 昔よく、デートで行った。

S: (笑)

Y: お父さんの職業は?

S: 車屋です。

Y: 俺の本は、何を読んだの?

S: 「世界で一番いのちの短い国」と、「シエラレオネ」です。それから「世界と恋するおしごと」で、シエラレオネの部分だけ読みました。

Y: 要するに、シエラレオネに興味があって、それについて学校のレポートを書くために、今日、来たんだよね?

S: そうです。

Y: 国際協力や援助などを、将来、やりたいですか?

S: やりたいです。

Y: 将来、何パーセントくらい、そういうことをやる可能性がありますか?数字で言ってください。

S: 85パーセントくらいです。

Y: この分野に目を向けたきっかけはなんですか?

S: 私は今、寮に住んでいて。今までは、アメリカのような欧米に興味があったのですが、寮でケニアからの留学生と一緒に生活をするようになって、色々な話しを聞く中で、驚いたことやとても信じられないことがたくさんあったんですね。私は英語科にいて、欧米に目を向けるのもいいなって思ってたんですが、それだけじゃなく、発展途上国にある国を知るきっかけがあったので、そこで自分にできることはないかなって。

Y: 目標は何?、どんなことがしたいの?国際協力といっても色々あるけど。

S: そういう国へ行って、教育する人になりたい。

Y: その立場というのが、色々あるんだけどね。国際協力には、
1.国際機関(ユニセフ、など)
2.政府機関(JICA、など)
3.民間組織(NGO、など)
4.その他(一般企業、大学、病院、など)
5.一般の消費者
などがあるんだけど、どの立場でやりたいの?

S: まず、大学へ進学したら、様々な団体?団体というか、大学でできることを、少しやりたいと思っています。

Y: 大学でやりたいってどういうこと?それは、大学のゼミなどで、実際、教授とかがね、少し途上国に行ってやることもやってるけど、そういう意味かな?

S: そうですね。最初は、それでやりたいです。

Y: なるほど。では、JICAの青年海外協力隊や、NGOのボランティアはまだ考えてないの?

S: あまり考えてないです。

Y: 国際協力以外で、今やりたい職業はなんですか?

S: キャビンアテンダント(客室乗務員、以下CA)になりたいです。(笑)

Y: 他には?

S: 他にはないです。

Y: では、国際協力かCA?あと、結婚はしたい?

S: 結婚したいです。

Y: 子供、何人ぐらい欲しい?あるいは、いらない?

S: 3人ぐらい欲しいです。

Y: 男女比は?

S: どっちでもいいです。

Y: では、俺が目の前にいることを気にしないで、国際協力とCAと結婚が、目の前にぶらさがっていた場合、実際、本当のこと考えた場合ね、理想論じゃなくて、現実を考えた場合、国際協力をするのと、CAと、主婦になる道と、おおよそ何パーセントずつぐらいだと思う?

S: 結婚するのは90パーセントで、あとは、5パーセントずつ(笑)

Y: なるほど、ぴったり100パーセントだ。

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