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第1章 目的意識
すっちーさん17歳、女性、高校生
プロの国際協力師になる確率5パーセント
山本(以下Y):今、学生だよね?
すっちーさん(以下S): 山梨県の私立Y高校3年です。
Y: 住所は?
S: 富士吉田市です。
Y: 山梨の県庁所在地は、甲府だよね?違った?
S: そうです。
Y: 富士吉田市は、都会なの?田舎なの?
S: 富士五湖があるところです。
Y: 昔よく、デートで行った。
S: (笑)
Y: お父さんの職業は?
S: 車屋です。
Y: 俺の本は、何を読んだの?
S: 「世界で一番いのちの短い国」と、「シエラレオネ」です。それから「世界と恋するおしごと」で、シエラレオネの部分だけ読みました。
Y: 要するに、シエラレオネに興味があって、それについて学校のレポートを書くために、今日、来たんだよね?
S: そうです。
Y: 国際協力や援助などを、将来、やりたいですか?
S: やりたいです。
Y: 将来、何パーセントくらい、そういうことをやる可能性がありますか?数字で言ってください。
S: 85パーセントくらいです。
Y: この分野に目を向けたきっかけはなんですか?
S: 私は今、寮に住んでいて。今までは、アメリカのような欧米に興味があったのですが、寮でケニアからの留学生と一緒に生活をするようになって、色々な話しを聞く中で、驚いたことやとても信じられないことがたくさんあったんですね。私は英語科にいて、欧米に目を向けるのもいいなって思ってたんですが、それだけじゃなく、発展途上国にある国を知るきっかけがあったので、そこで自分にできることはないかなって。
Y: 目標は何?、どんなことがしたいの?国際協力といっても色々あるけど。
S: そういう国へ行って、教育する人になりたい。
Y: その立場というのが、色々あるんだけどね。国際協力には、
1.国際機関(ユニセフ、など)
2.政府機関(JICA、など)
3.民間組織(NGO、など)
4.その他(一般企業、大学、病院、など)
5.一般の消費者
などがあるんだけど、どの立場でやりたいの?
S: まず、大学へ進学したら、様々な団体?団体というか、大学でできることを、少しやりたいと思っています。
Y: 大学でやりたいってどういうこと?それは、大学のゼミなどで、実際、教授とかがね、少し途上国に行ってやることもやってるけど、そういう意味かな?
S: そうですね。最初は、それでやりたいです。
Y: なるほど。では、JICAの青年海外協力隊や、NGOのボランティアはまだ考えてないの?
S: あまり考えてないです。
Y: 国際協力以外で、今やりたい職業はなんですか?
S: キャビンアテンダント(客室乗務員、以下CA)になりたいです。(笑)
Y: 他には?
S: 他にはないです。
Y: では、国際協力かCA?あと、結婚はしたい?
S: 結婚したいです。
Y: 子供、何人ぐらい欲しい?あるいは、いらない?
S: 3人ぐらい欲しいです。
Y: 男女比は?
S: どっちでもいいです。
Y: では、俺が目の前にいることを気にしないで、国際協力とCAと結婚が、目の前にぶらさがっていた場合、実際、本当のこと考えた場合ね、理想論じゃなくて、現実を考えた場合、国際協力をするのと、CAと、主婦になる道と、おおよそ何パーセントずつぐらいだと思う?
S: 結婚するのは90パーセントで、あとは、5パーセントずつ(笑)
Y: なるほど、ぴったり100パーセントだ。