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国際協力師シンポジウム@世界と恋するおしごと

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買物国際協力実践編2

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山本:みなさんには、できることがあります。

   日本でできること、Think global, Act local 3つあります。

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      関心を持ち続けること

   今日うちに帰ったら、必ずインターネットで私がしゃべったこと、

   本当かどうか調べてみてください。

   きっと、私がしゃべっていうことが本当だとわかってしまします。

   ゴミを分別するのが重要です。

   ゴミは、混ぜればゴミ。分ければ、資源です。

   ゴミは分ければ、資源になるんですよ。

   買物が何でこれが国際協力になるかというと、これから説明します。

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   環境に良い商品というのは、

   プラスチックのリサイクル、紙のリサイクル、エコマーク、

   国際エネルギースターマーク、などがついています。

   もしも、地球上すべての人が環境に良い商品しか買わないと、

   すべの人がしてくれたなら、環境によい商品を作る会社だけが

   地球上に残ってきますね。

   いいですか。わかりますね。簡単ですね。

   環境に良い商品を使えば、環境に悪い会社はぜんぶ潰れます

   こういうことはね、普通の会社も考え出しました。

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   昔は、ひどかったんですよ。

   昔は、木を切り倒したらそのまんま。

   石油を使いまくっても気にしない。

   作るときに産業廃棄物を垂れ流す。

   運ぶときにトラックで品物を運ぶからCO2が出まくり。

   使うときに100wのテレビを電気を使うので、電気どんどん使う。

   ゴミになったら、さようなら。というのが、悪い会社です。

   これだと、世界中がゴミだらけ。地球上がゴミだらけ

   資源がどんどんなくなっていく

   少ない資源を奪い合うための戦争が世界中で起きる

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   というのをやめるために、いくつかの会社が立ち上がりました。

   いい会社というのが最近出ているんですね。

   原料を使うときに、木を切り倒したら必ず植林をやります。

   減らないようにする。

   石油はなるべく使わないようにして代替燃料を使う。

   作るときは、産業廃棄物出さない。

   カドミウムとか変なもの使わない。

   運ぶときは船とか列車を使って、

   なるべくCO2の排出を8分の1以下にしましょう。

   使うときは、100wではなく20wのテレビを使いましょう。

   消費者のせいにしない。

   ゴミになったら、必ず分解できるようにして、

   プラスチック、木材、金属、全部分けるようにしておいて、

   リサイクルを地方自治体にお願いし、

   必ず自社で回収し必ず原料にもどす。ということをやるんですね。

   これをすれば、ゴミがだらけにならない、資源が減らなくなる、

   みなさんはこういうことをきっちりやると、

   少ない資源を奪い合うための戦争を世界中から、減らすことができる

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   環境に配慮した製品は、リサイクルマーク、エコマーク、

   ISO14001、グリーン調達、

   国際エネルギースタープログラムなどいろいろあります。

   こういうマークがついているのがよい商品です。

   こういうことをやっている企業をCSR、corporate social responsibility、

   企業の社会的責任をやっている会社をいい企業と仮にしておきます。

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   こういう会社は必ず、ホームページ、もしくは紙の媒体で、

   持続可能性報告書、Sustainability report、CSR report、環境報告書、

   っていうのを作っています。ホームページに必ずあります。

   これがない会社は、まるもうけです。ダメです。

   こういう、CSRきっちりやる会社は、環境に配慮した製品、

   リサイクルをするために、通常のコストよりも2、3割値段が高いんです。

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   100円の鉛筆が120円になっちゃうんです。

   でも、その120円の鉛筆は、必ずリサイクルされているいい認証。

   持続可能な認証からつくられているから、

   鉛筆は100円じゃなくて、120円ちょっと高くなっているんです。

   でも、お願いですから、そっちをみなさんが買ってくださいということです。

   そういう、いい商品を買っていくことによって、

   地球全体は持続可能になり、戦争も減っていくということになるんですね。

   みなさんの買物が世界を動かすんですよ。

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   具体例です。

   コンビニで、チョコレートを買います。

   ローソンでもエーエムピーエムでも行きます。

   チョコレート10社ぐらいありますが。

   3社、ロッテ、明治、森永が市場のシェアトップ3です。

   まず、商品の裏を見ます。ロッテのガーナ…紙のリサイクルやってる。

   明治…紙やってる。森永…紙とプラスチックやってる。

   プラスチックのリサイクルやっているのは、森永だけです。

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   ところが、値段を見ます。

   ロッテ100円で75g明治100円で70g森永100円で50g

   奥さん、あなた必ずこれを買うでしょう。

   味が同じだからだったら多いやつ!ですか。

   ところが、プラスチックは石油でできているんですよ。

   石油は、板にできています。

   プラスチックのリサイクルをやっているのは、森永だけです。

   でも、値段が高い

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   この値段が高い理由をもしかしたら、仲間幸恵とか、

   浜崎あゆみとか使っているかもしれませんが。

   もしも、この値段が高い理由がプラスチックのリサイクルのために

   役立てているんだったら

   私、森永から1円ももらっていませんけども、

   お願いだから、森永を買ってくださいっていうことです。

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   もちろん、これだけじゃ、情報が不十分ですから、

   時間があったら、必ず商品についているリサイクルマークだけじゃなくて、

   各ホームページにいってください

   こういうの、チェックするんです。

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   例えば、ロッテいきます。

   どんなホームページにも会社情報って必ずあります。

   会社情報ってところをクリックすると、こういう項目があります。

   環境を押します。

   どういうことやっているか、

   ロッテはチョコレートを包んでいる銀色の紙がありますよね。

   アルミ箔を12gから9gに減らしました。

   カカオの殻は家畜の餌にリサイクルしています。

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   明治は、CSR report 。

   CSRをきちんと歌っているのは、明治だけでした。

   明治はすごくて、1990年比で、

   CO2を既に、6%減らさなきゃいけないのに、

   なんと26%減らしている んですよ。明治すごいですね。

   森林認証紙、持続可能に維持された森林、

   ちゃんと植林してる森林からとれた紙を森林認証紙といいます。

   これ、日本発だそうです。

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   森永は、何やっているか、環境報告書というのを作っています。

   環境報告書は、CSR report とだいたい同じものです。

   産業廃棄物を川に出したときに、

   水のリサイクルを必ず自社内で99.9%する

   それ以外のものもリサイクルしている。しかも必ず数字で示してる。

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   さあ、あなたなら、どれを買いますか?これだけじゃないですよ。

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   社会貢献もやっています。

   ロッテは、ガムのポイ捨ての禁止

   明治は、自殺防止のキャンペーン

   森永は社員が工場の近くの川をボランティアで清掃しています。

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   以上をふまえた上で、さあ奥さんどれを買いますか?

   カカオの殻のリサイクルが大事だと思いますか?

   森林認証、森の持続性、CO2削減26%の明治、

   産業廃棄物の再利99.4%の森永か、さあどれを買いますか、

   私は回答はいいません。どっからも金もらってないからね。

   いいですか。これを考えるのは、みなさんがやるんです

   どれを買うか、自分がみなさんで判断してください。

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   買物とは投票なんです

   「21世紀に残ってもよい」と、みなさんが判断した企業へ投票すること。

   …そして、世界は動いてきますよ

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