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国際協力師シンポジウム@世界と恋するおしごと

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買物国際協力実践編1

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山本:ええと、じゃあ電気真っ暗にしてください。

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(会場真っ暗になる)

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山本:最後は、ちょっとね…。

   皆さんはね間違いなく、消費者の1人でありますので、

   消費者でできる国際協力っていうのを20分で、ばぁぁっとしゃべります。

   私の講演は通常2時間なんですけれども、

   20分でやるはめになりましたので、ものすごい早口でやります。

   ついてこれるか知りませんが、ついてきてください。

   20分いきますよー。スタート!

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   買物国際協力実践編です。

   世界で一番いのちの短い国シエラレオネという国では、

   平均寿命が35歳から40歳世界最低です。

   西アフリカのはじのほうにあります、赤いマルつけているからわかりますね。

   これ、西側ですよ。ここ。シエラ、レオネ。

   これライオンなわけです。

   こういう人達がすんでいて、

   日本のようにお米が取れるところで、幸せに暮らしていました。

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   ところが、戦争がやってきました。戦争がきた!あっ!死ぬ!

   100万人以上の人々が難民や避難民になっていきます。

   家が壊される。10歳前後のこども達は、こども兵になって働かされます。

   農民達の手足が切り落とされて、ぼろぼろになっていきます。

   こども達がどんどん死んでいきます。

   シエラレオネは、ずっと戦争をしていて、ぼろぼろだ。

   うわあ、ひどい。

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   なんでこんなにひどいのか?ていうとですね、

   実はダイアモンドの奪い合いが原因なんですね。

   シエラレオネは、この緑色のところで、ダイアモンドが採れます。

   これをめぐってですね、国の中にあるいくつかの部族が奪い合いをします。

   内戦。

   中にいる、民族たちの奪い合いと、外、こちらにリベリアという国があります。

   リベリアっていう国は、ダイアモンドがほしくて、戦争を仕掛けてきました。

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   内戦と戦争の原因はいくらでもあります。

   ところが、シエラレオネのダイアモンド紛争は、

   なんと日本が原因といいますか、あなたが原因の可能性があるんですね。

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   なんであなたが原因なのかっていうとですね、

   シエラレオネのダイアモンドは世界で1番きれいな

   1番品質のいいダイアモンドが取れるんです。

   1番品質のいいダイアモンドが採れるんで、ヨーロッパのイタリア、

   ないし東ヨーロッパの宝石会社が

   「うーん。ここのダイアモンドで、指輪やアクセサリーを作ったら

    日本で売れるに違いないなあ。」と思いました。

   ところが、シエラレオネの大統領は、亡命していません。

   しょうがないんで、どうやって取ったかというと、

   なんとリベリアという国にお願いして戦争を仕掛けてきました。

   ダイアモンド鉱山を侵略して、奪ってもらう。

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   奪ったダイアモンドは、ヨーロッパにいって指輪になったあとに、

   日本の女性の方々がお買いになると

   すると、またお金がこういって、軍事資金になって、

   シエラレオネで戦争が起きると。

   世界で1番いのちの短い国シエラレオネが不幸なのは、

   世界で1番いのちの長い国のせいかもしれませんよ。ていう話ですね。

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   このように子供たちたちがどんどん死んでいくんですね。

   私が行って、必死に助けようとしたりした当時で、

   治ったり、治んなかったりします。

   このように、みなさんの日々の買物は、世界に関係しているかもしれません。

   「あら、まあ。大変ね。でも私には関係ないわ。」じゃなくてですね、

   実は、みなさんの買物が世界に関係しているっていうことですね。

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   みなさんが乗っているのが、宇宙船地球号ですね。

   日本は必ず世界に目を向けなければなりません。

   なんでかっていうと、日本は食べ物の自給率が30%。

   7割は、食べ物をどっかから輸入しているんですよ。

   エネルギーの自給率、石油、天然ガス、ウラン。

   エネルギー…電気の元は、石油、天然ガス、ウラン、

   これ日本97%は輸入しているんですよ。知っていますか?

   97%は、輸入しているんです。

   日本は、自分だけじゃあ生きられない、ある意味では弱い国なんです。

      だから、海外に目を向けないといけませんよ。っていう話しです。

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   ところが、世界はもっとひどいです。

   石油はあと、40年でなくなるか、値段が10倍くらいに上がります

   残り少なくなると値段上がるからね。

   40年が本当かどうかはともかくとして、いずれ上がると。

   天然ガスが60年、ウランが65年でなくなるでしょ。

   原子力発電のウランさえ65年でなくなる。

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   なんでこんなことが起きたのかというと、

   地球の人口はもともと2000年前3億人でした。

   3億人、3億人、ずっと横ばいだったんですけれども、

   この間に急に増えたんです。

   最近になって、65億です、今年。新聞読んでいますか?65億。

   この後、あと50年で100億を突破します。

   本当です。調べてください、自分で。

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   というわけで、人口増加っていうのは、ものすごい勢いで増えているんです。

   産業革命のあと、植民地時代、あと中国の華僑の人数??この3つですね。

   1秒間に、毎秒3人、こどもが生まれています

   もっというと、4人以上こどもが生まれて、

   2人以上こどもが死んでいるかもしれませんが??

   1秒間に3人以上のペースで人口が増えているんです。

   アフリカでは、15人こどもが生まれていますね。

   というわけで、こういうことになったんですね。

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   国際協力の最大の問題は間違いなく、実は人口増加問題なんです。

   人口増加のためにエネルギーがなくなってしまう。

   エネルギーが、石油や天然ガスが少なくなると、

   それを奪い合う戦争が世界中で起こるかもしれないっていうことです。

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   この人とこの人がいました。仲が悪かったですね。

   イラクでは石油が採れます。アフガニスタンでは天然ガスが採れます。

   この2つの国では、戦争がよく起こりますね。

   これ、なんでだと思いますか?

      残り少ない資源の奪い合いです。

   残り少ない資源を先進国が奪い合いをしているっていうのが、

   世界で戦争が起こっている理由の1つです。

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   アフガニスタンのとなりに、イラクっていう国がありましたね。

   なんか、戦争が起きます。

   これ、イラクの有名な写真ですね。これ、私のじゃないですけれども。

   これ、イラクですよ。これの原因は何かっていうと。

   核兵器の拡散が現在続いています。

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   パキスタンのカーン博士っていう原子力発電の生みの親がいます。

   北朝鮮など、11カ国に核兵器売っちゃいました。

   北朝鮮が核実験やりましたね。

   アメリカが、実用可能な小型核兵器を開発しています。

   イスラエルも核兵器持っています。

   それと敵対しているイランが今、核問題抱えていますね。

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   核兵器は、世界大に広がっています。

   こんなことが繰り広げられていると、

   将来このようなことが起こるかもしれません。

   かつて、広島であったような…。

   というのが、地球の状態なんですね。わかりますか?

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   1番目、このままでは、資源は枯渇する

   単純に石油がなくなった段階で、ウランがなくなった段階で、

   電気がなくなったら、電気がなくて活動できる会社は1つもありません。

   みなさん、うちへ帰ったら、電気使わなくちゃテレビも見れません。

   文明が消滅する

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   2番目、核戦争が世界中で起こるかもしれない

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   3番目、CO2が蓄積されて地球温暖化によって大規模な気候変動

   具体的には、南極のグリーンランドの氷が溶けます。

   そうすると、海面が上昇するかもしれない。

   それによって、異常気象が起こるんですね。

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   ということでね、3つのことのどれかで、

   人類が滅亡する可能性が2100年から2200年までの間に起きる可能性が

   非常に高いんです。

      科学的に証明されてるんですよ。

   うそだと思うなら、自分でインターネットで探ってください。

   って、いうのが実情なんですよ。

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   2100年に生まれる少女、あなたは彼女の笑顔を考えることができますか?

   2100年に生まれる未来のこどもたちを救うのが国際協力なんです。

   資源の枯渇を防ぐ、環境を守る、戦争を防ぐ、

   やばいことがいろいろありますね。

   持続可能な社会とは何か。

   持続可能な世界とは何か。

   考えてみてくださいね。

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