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国際協力師シンポジウム@世界と恋するおしごと

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ピースウィンズジャパン 柴田さんに質問

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山本:次、ええと、一番肩身の狭い、柴田さんに、いきたいと思います。

ぼちぼちいきますかね。

NPO、NGOは、大きなところでは、20万以上の月給が出ます。本当です。

ですから、あたたかい目で見守っていただければ、という感じで。

柴田さんの青少年時代ですか。勉強は、得意だったんでしたっけ?

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柴田:ええと、そうですね。

こどものときは、自分で言うのもなんですが、

成績はいいほうでございました。

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山本:まあ、これも人前で言いますのもなにかと思いますが…得意科目はなんですか?

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柴田:得意科目ですか、ええと。

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山本:英米?

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柴田:文系です。

はい。英語は当時、得意ではなかったですね。

国語、古文とかですね、あと、まあ体育とかですね。

関係があまり、勉強できるとか言っておいて、なんなんですが、体育とか。

基本的に、勉強はできるほうでした。

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山本:最初、何学部に入ったんですか?

あんまり関係ない分野に入っていましたよね、たしか。

柴田:あ、そうですね、大学は、東京の明治大学なんですが、

文学部の文学科、英米文学専攻という。はい、大学で。

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山本:文学部って、何勉強するんすか?

会場:(笑)

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柴田:え、文学を学ぶんですけれども。

まあ、英米文学専攻だったので、アメリカの文学とかを読んで、

文学について考える勉強をしておりました(笑)。

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山本:それは、現在何か役に立っていますか?

柴田:ええと、学んだことは、あんまり直接的には、関係ないですね。

役に立っていないのかなあと、思いますが。はい。

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山本:たしか、そのあと就職されたんですよね。

柴田:はい。そうですね。一般企業に就職しています。

山本:ええと、3年でしたっけ。

柴田:いえ、もう少し長いです。

4、5年、一般企業で働いています。

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山本:そのときの社会人経験は、どうですか?

今は、コーディネート常務をされていると思いますけれど、関係はありますか?

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柴田:はい。関係あると思います。

私は、基本的には一般企業に求められることも、

NGOであるとか、国際協力の団体でも、求められる基本的なものっていうのは、

変わらないと思うので、非常に役に立ったと思います。

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山本:いいこと言ってくれましたね。それを例に出したかったんです。ははは(笑)。

会場:(笑)

山本:で、そのあとたしか、経済学部か、なにかに入りましたよね?違いましたっけ?

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柴田:ええと、ですね。

企業で、働きながら、あの、もともと文学部だったので、

国際協力を目指そうと思ったときに、文学部のバックグラウンドが、

ちょっと心もとない。ということで。

やっぱり、経済学のバックグラウンドが必要になると思ったので、

通信教育で、経済学を勉強しました。

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山本:放送大学っいうやつですか?

柴田:法政大学??の通信教育です。

発音は、似てますけれども??

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山本:ああ、間違いね。

会場:(笑)

山本:それって、4年かかる?

柴田:えっと。大学2年間の基礎教育は一緒なので、2年間で。

でも、私は、3年ぐらいかかってしまいましたけれども。はい。

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山本:で、そのあと、大学院に行かれましたよね。

柴田:はい。そうです。

その後に大学院に留学をして、公共行政学という修士号を取りました。

山本:要するに、会社に4、5年いた??ふつうの大学を2つでて学士を2つもっているということですよね。

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柴田:そうですね。はい。

山本:それは、回り道ともいえるし、人生経験豊富さともいえるし、

まあ、そういう回り道があったから、今となってみると、いいことだと。

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柴田:そうですね。

私自身は、遠回りしなければ、たぶん、そこにたどり着かなかったと思うので、

個人的には、あのよかったと思っていますが。

まあ、この業界は若い方で、入ってくるの方が多いので、

あの、そういう意味では、まあ、ハンディというか、

もっと若いときに始めておけばよかったなと思うことはありますけれども。

個人的には、全然それが、遠回りで、無駄だったとは、思わないですね。

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山本:では、回り道の中で、国際協力をやりたいと具体的に思ったのは、どの段階ですか?

柴田:企業で働いているときですね。

山本:なんで?

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柴田:そこに、特に大きなきっかけは、なかったんですけれども、

企業で働いていても、先程、山口さんがおっしゃられていたみたいに、

やはり企業であれば、利益追求ということが主になるものですが、

やはり、それが利益ばっかりを考えて仕事をするのは、

自分には向かないと思ったので。

もうちょっと人にためになると、自分で思える仕事をしたいなと。

思って、方向転換をしました。

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山本:企業に勤めながら、法政大学の通信教育へ行かれていたと。

柴田:そうですね。はい。

山本:ふうん。はあ。なるほど…そう。へえ…。

柴田:(笑)

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山本:ええと。大学院は、どこ行ったんでしたっけ?

柴田:アメリカにある、モントレー国際大学という、小さな大学院です。

山本:その選考は?

柴田:ええと。日本語でいうと、公共行政学というんですけれども。

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山本:Public…

柴田:Public Administrationと英語ではいいますが。

NGO…Non-profit の非営利型の団体、NGOそれから、

国連、政府も含む、いわゆる非営利団体のマネージメントを勉強する大学です。

はい。

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山本:法政大学で政治学の大学の学士をとったということなので、

その学士をそのまま、普通は、開発経済学にいきますよね?

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柴田:そうですね。最初は、開発も考えていて、

その大学院自体は、いわゆる開発学という学科もあるんですけれども。

最初入ったときは、いわゆる開発学だったんですけれども、

途中で、コース変更可能で。

それで、途中で公共行政学Public Administrationのほうに

コースを変えてしまいました。

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山本:モントレー国際大学は、途中での変更が可能だと。

柴田:1年経ったときに、コースを選ぶシステムになっていたので。

そういうことにしました。

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山本:なるほど。わかりました。

ええと、この海外の大学院に行く場合の問題なのは、なんといってもお金で、

欧米の場合、普通600万ぐらい、生活費と学費を足すと、

かかるんじゃないかなと思うんですけれども。

そういったお金は、奨学金をもらう場合と、

自力で行く場合があるんですけれども、どちらにしましたか?

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柴田:ええと。私の場合は、自力で行きました。

山本:払い方は、その4、5年の商社か何に勤めている間に貯めたと。

柴田:自分の貯めたお金と、足りなかったので、親に借金をしました。

今でも返しています。(笑)

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山本:返して?

柴田:います。(笑)

山本:終わりました?

柴田:いや。まだ、ぜんぜん終わってません

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山本:あ、そうですか。(笑)リアリティですね。

あと一番重要なのが、この業界、国際協力の分野でやっていると、ですね、

必ず一般の方からの質問が結婚していますか?お子さんいますか?

なんですけれども。結婚はしていますか?

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柴田:はい。しています。

山本:あれ?

柴田:指輪していないですが。結婚はしています。

山本:旦那さんは、何関係の人ですか?

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柴田:ええと。一般企業で、働いておりまして、はい。

山本:たしか、なんか、大学院時代に。

柴田:そうですね。はい。同じ大学院

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山本:モントレー?

柴田:はい。モントレー国際大学

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山本:旦那さんのほうは、日本に帰ったあとに、やはり国際会計、協力系で、

はっきり言うと、JICAとか、国連系とか、JPOとかに応募するんじゃなくて、

一般企業に入ったと。

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柴田:そうですね。はい。

山本:それだったら、逆に聞きたいですね。べつに、あの、??

なんですか?

柴田:はい。最初から、一般企業のほうを。

山本:それは、どうしてですかね?

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柴田:ええと、私が聞いたかぎりでは、大学院に入った当初は、

やはり国際協力で仕事をつこうと思っていたようなんですが、

やはり、勉強しながら、今後のたぶんキャリアとかを考えたときに、

これでは、自分のやりたいことと、その、生きていける、

食っていけるかということを考えると、

やっぱり自分はそこまでして、この業界に働く、仕事としてやる気はないと。

思ったようで、一般企業で、外国等??でやっています。

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山本:非常にリアリティがありますね。

でも、それで、いいと思います。こどもは?

柴田:おりません。

山本:予定は

柴田:ええと。(笑)ははははは。とくには。こればっかりは、天にまかせている。

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山本:あ、え!一応、天にまかせているんですか?

柴田:(笑)

山本:これ以上、聞くと。あのその…。

柴田:セクハラになります。(笑)

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山本:そうですね。ありがとうございます。本当に、やめます。

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