NPO法人 宇宙船地球号 補足サイト

.

企業CSR01 フェアトレード マザーハウス 山口絵理子

.

その5.販売方法の拡大、デパートから海外進出まで

小島「一番最初に販売したのは?」

山口「最初は自分のインターネットのサイトで販売しました。」

小島「サイトを立ち上げて一月の間にどのくらい販売できました?」

山口「80個くらいです。」

小島「だいたいどのくらいぐらいストックをしていましたか?」

山口「160個です。」

小島「他のブランドの日本で作ったものと比べてみて、その品質的なものはいかがですか?」

山口「バックはオリジナリティーが全てで、

例えば縫製の技術だけ言ったらプラス職人さんの技術で違ってきます。

縫製の技術だけで見るとバングラディッシュの方が日本よりうまいんです。

というのも製作数が違うんですね。

毎日何千ってつくってる工場の人たちが縫えるスピード、

まっすぐなその角度っていうか、

そういうのってやっぱりバングラの方が優れていています。

日本が優れているっていうのは、仕上げのニスを塗ったり、窓抜きしたり。

そういう部分は日本の方が優れていますね。

中国や韓国など合皮でつくったバックと比べて、

素材としてのオリジナリティーという点で、

ジュートと言うのはバングラディッシュの中でも一部でしか取れなくて、

その中でも最高ランクのものだと自負しています。

これをバックに初めてしたことで、商品の差別化ははかれていると思います。

素材にしてもデザインにしても、

他でも売られてるものとは一線を画していると思います。」

小島「その後店頭で販売するって形になったのは、それからどのくらい後ですか?」

山口「9月の中旬です。株式会社にした2週間後です。」

小島「どこで一番初めに店頭販売を始めたのでしょうか?」

山口「東急ハンズの渋谷店です。」

小島「担当者の方に訪ねられたときは、どういう風な感触でした?」

山口「面白いねと興味を持っていただき、

即、置かせていただけることになったんです。

しかし、ぜんぜん売れませんでした。

今度は伊勢丹にもって行きました。 

そこでもバイヤーの方に興味を持っていただき

おかせていただくことになりました。 

そのときこのバックの事ついて説明させていただきましたら、

販売員の方はその説明をお客様に説明いただいてるとの事で、

商品の売り上げも少しずつ伸びてきました。

現在は、JETROの運営するショップ(羽田空港・成田空港)

にも取り扱いをしていただき順調に事業が伸びてきました。

お客様が、えーこれが途上国製なの、えーこれがバングラデシュ製なの

って言って買ってくださって、品質がいいって、

ジュートって手触りがいいっていって買ってくれることが多いことに感動しています。」

小島「今後は、海外進出とか考えていますか?」

山口「はい、したいですねー。でもまずは日本ですね。」

小島「海外に持っていったことはありますか?」

山口「したいんですけど、やっぱりマンパワーがなくて今後の目標です。」

小島「海外だと、本当によいものだったりとか、

デザインがよいものでないとダメっていうのがありますが、

その部分で海外進出にあたって、ちょっと気が引けてしまう部分はありますか?」

山口「海外はモノを見る力っていうか?

心眼?っていうのがそういうのが長けてるというのを実感しました。

ですから海外の方が早く成功すると思います。

いますぐにでも、そーいうパートナーがいたらすぐにでもやりたいんです。」

小島「もし海外で一番に出したい場所はどこですか?」

山口「それはまだ考えてません。」

小島「こんな感じですかね。本日はありがとうございました。」

.

.

.

NPO法人 宇宙船地球号 補足サイト・トップへ

NPO法人 宇宙船地球号 メインサイト・トップへ