プロジェクト 「CSR(企業の社会的責任)の客観的評価とランキング」 概要
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現在、当法人では
「企業の社会的責任(CSR)」の普及
と、それを支える
「賢い消費者・賢い市民」の育成
を
行っております。
2007年度から2008年度にかけて、作成している
ツバル関係の、書籍や映画なども
上記の活動の一環として行っております。
また、さらに
現在、
各企業の「CSRリポートの客観的評価」を
行っております。
それぞれの商品に関し、市場シェア上位5社の
CSRリポートを「客観的に評価」する活動を
行っております。
(対象商品の数は、115品目の予定です。
それぞれの商品に対し、市場シェア上位5社の、
CSR評価を行う、ということです。)
この理由は、
現在、各社が作成しているCSRリポートは
「綺麗ごと」だけが記載されており、
各社の「イメージ・アップ」のために行われています。
このような内容のCSRリポートが、発行され続ける限り、
その会社が、「社会にとって、良い会社」になっていく可能性は
少ない、と思っています。
よって、必要なのは、第三者機関からの監査を
その会社のCSRリポートが受けているかを
チェックすることです。
項目は、以下です。
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「CSRリポートの客観的評価の基準」
1.ホームページに、CSRリポート等が掲載されているか?
これが無ければ、論外です。
(CSRリポート等とは、環境報告書、社会環境報告書、
持続可能性報告書、サステナビリティー・リポートを含む)
(ある場合、そのURLを掲載する。)
2.前年度のCSRリポート等も、掲載されているか?
(ある場合、そのURLを掲載する。)
3.GRI(国連環境計画などが作成したCSR基準)の対象表があるか?
( GRI : Global Reporting Initiative )
4.第三者機関からの、CSRリポートへの評価やコメント(監査)があるか?
(第三者機関とは、CSR監査会社(アカウンタビリティー社など)や、
大学教授、環境問題系NGO、近隣に住む市民団体、などです。)
5.4.を含めて、自社への批判や苦言を、正直に掲載しているか?
(4.の内容が、綺麗ごとだけの場合も、非常に多いのです。)
6.5.の批判に対して、翌年のCSRリポートで改善しようとしたか?
7.1990年比で、CO2の削減を、6%以上、したか?
8.グローバルコンパクトに参加
(グローバル・コンパクトとは、国連アナン前事務総長が提唱した
企業が行わなければならない人権・労働・環境などの10原則。)
9.ISO14001の取得
(国際標準化機構が定める、環境マネージメントシステム)
10.ISO26000の取得
(2009年に制定される予定の、国際的な、CSR基準)
上記の、10項目で、評価を行います。
当面は、わかりやすいので、
1、3、4、5、7、9、の、六つ星、までで
☆の付いたランキングを行っています。
全部、行っていれば、六つ星、☆☆☆☆☆☆
三つ行っていれば、三つ星、☆☆☆
何もやっていなければ、星なし、
という感じになります。
こうした活動にご協力いただける
ボランティア・スタッフを募集しています。
ご希望の方は、履歴書の提出が、必要です。
その理由は、
その担当者が、評価される企業と利害関係にない、ことが
証明されていなければならないからです。
また、当然ですが、当法人は、今回、調査の対象となった
市場シェア5位以内に入る企業群からは
一切の資金援助を受けておりません。
(これは、最も、重要なことでもあります。)
以上です。
上記の活動に興味のある方は、
info@ets-org.jp
「CSRの客観的評価ボランティア希望係り」まで
Eメールを下さいませ。
自宅で、ひまなお時間に、
ホームページを見ていれば、可能な作業です。
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